松江城を訪問しました。
松江城は2015年に国宝指定されました。指定に至った理由は次の2点ということです。
- 2012年に「慶長十六年」と記された祈祷札が発見され、その後の研究により天守が慶長16年(1611)年に完成したことが明確になったこと。
- 2階の通し柱や包板の技法を用いた特徴的な柱構造が解明され、天守建築に優れた技法を用いた事例であることが判明したこと。
松江城の国宝指定により、国宝の城は松江城、姫路城、彦根城、犬山城、松本城の5つです。
そして天守閣のあるのは12城です。
①弘前城、②松本城、③丸岡城、④犬山城、⑤彦根城、⑥姫路城、⑦松江城、⑧備中松山城、⑨丸亀城、⑩松山城、⑪宇和島城、⑫高知城
その中で、松江城は広さでは第2位、天守の高さで第3位です。
松江城は慶長16年(1611)に建てられたので400年以上の歴史があります。
築城時の藩主は堀尾吉晴公。
堀尾氏は寛永10年(1633)に改易になり、京極氏が寛永11年(1634)から寛永14年(1637)の3年だけ松江藩主となります。
その後、松平氏が寛永15年(1638)から明治まで続きます。
訪問した日は天気もよく、たくさんの人が訪れていました。
天守の外観は4重、内部は5階地下1階付きの構造です。高さは22m。石垣も入れると30m。
最上階は壁がなく、松江の城下町を見渡すことができます。
天守の中には国宝に指定されたことを示す「国宝指定書」が飾られていました。
場内の広場では色々な活動がされていました。
ぐるっと歩いてみると、場内には北の丸の護国神社、城山稲荷神社などがあり、松江城が広いことが実感できました。
姫路城を基準に考えていて、「松江城なんかたいしたことはないのでは」と思っていたのですが、とても良い城でした。