姫路市四郷町は見野古墳群、宮山古墳など、多くの古墳が残っています。
見野古墳群は古墳時代後期、6〜7世紀に造られた20基の古墳群です。
姫路の石舞台(10号墳)や夫婦塚(6号墳)など、特徴のある古墳が残っています。
3号墳
3号墳の石室は姫路の古墳でも大きい石室です。被葬者の勢力も強かったと考えられています。
この古墳は再利用され中世まで使われていたそうです。
4号墳、5号墳
号墳は見野古墳群の中で最も保存状態が良い古墳です。
横穴式石室で全長約8.5メートル、玄室は長さが約4メートルです。
6号墳 夫婦塚
1つの墳丘に横穴式石室が2つあります。双室墳というそうです。
この構造・形から、夫婦塚(めおとづか)と呼ばれています。
このような形をした古墳は前方後円墳以外には少なく、全国でも約30個ほどしかないそうです。
2つの正室は6.7メートル離れ、どちらも南向きに開口しています。
2つの正室はほぼ同時期に造られたものと考えられています。
7号墳、8号墳、9号墳
10号墳 姫路の石舞台
見野古墳群で最も大きい石室を持ち、築造時期は最も新しいと考えられています。
古墳の封土はほとんどなくなり、巨石を使った横穴式石室がむき出しになっています。
明日香村の石舞台古墳を連想させるため、「姫路の石舞台」と呼ばれています。
11号墳、12号墳、13号墳、15号墳
古墳をこんなに身近に見たのは初めてでした。
ここに、昔人が住んでいて、生まれ死んでいったことを実感できました。
見野古墳群の古墳は壇場山古墳のような大きさはありません。
しかし、たくさんの古墳が残っています。
この古墳群を見ていると、なんだか現代の集合墓地と同じような感じがしてきました。
最初、古墳(お墓)は大金持ちしか建てられなかった。しかし大きかった。
時代が進むとお金持ち以外にもお墓を持ちたいと思う人が増える。
そういう思いに応えるべく、古墳は小さくなり、コストダウンされた。
その結果、古墳を持てる人が増え、古墳の数が増えた?