姫路・冑山神社

冑山神社(かぶとやまじんじゃ)は兵庫県で2番めに低い山という冑山(標高36m)の山上にあります。ちなみに、兵庫県で一番低い山は赤穂海浜公園にある標高19mの唐船山です。

冑山は播磨国風土記に出てくる十四丘の冑丘に比定されているます。

御祭神は天照大神、春日大神、八幡大神です。

神社に登る石段の脇に祠があります。

標高36mといえども、神社に登る石段は143段もあります。

石段の脇に戦争に関する碑が建てられています。

大東亜戦争従軍有志により建立された「和」の石碑

石碑の裏側には
「この碑は、昭和二十年太平洋戦争の集結を前にして被爆消失した冑山神社の本殿再建を記念するとともに従軍者有志が、世界永遠の平和と和による地域社会の発展を祈念して建立したものである」
と刻まれています。

和の石碑のすぐ上にある灯籠は大東亜戦争戦捷祈願で昭和18年に建立されています。

社殿

神社の由来を記す碑によると
「元禄十四年(1701)、姫路藩主本多政武が姫路城の裏鬼門にあたる冑山に神社を建立しし、お城の守護神とした。
天保十三年に火事で消失。昭和二十年空襲で消失。」
ということが説明されていました。

境内には明治37年従軍者の碑が建っていました。

明治37年(1904)は日露戦争が始まった年です。

今が戦争がない時代で良かったと思いました。