赤穂市坂越の宝珠山の中腹にある宝珠山妙見寺。
天平勝宝年間(749〜757)に行基が創建。大同2年(807)、唐からの帰途、空海が坂越に逗留し、宝珠山妙見寺と命名したと伝えられています。
大宰府へ向かう菅原道真もここに滞在したとされています。
また、太平記で活躍する児島高徳は熊山城の戦いで重傷を負い、妙見寺で静養したとあります。
妙見寺はたいへん重要な寺だったと思われます。
観音堂は別名「円通閣」。万治2年(1659)宝珠山上に妙見寺奥の院として建立されたが、台風で大破。享保7年(1722)現在地に再建されたという説明がありました。
現在の建物は約300年前に建てられたものでした。
ここから見る坂越浦、生島の景色はすごくきれいでした。