たつの市新宮の新田山・西山公園に行きました。
ここには「播磨風土記」に出てくる天から降ったというからす岩・重ね岩があります。
新田山は標高100m足らず。麓から歩いて10分もかからないで山頂に到着します。
山頂を北の方へ進むと大きな岩が見えてきます。
播磨風土記の揖保郡・香山の里で阿豆(あつ)の村について記されています。
- 伊和大神がこの村にやってきたとき、「熱い」といって衣のひもを断ち切った。それでここを阿豆と名付けた。
- 天にあった2つの星が落ちてきて岩となった。そんなことがあったので人々が集まってあれこれ話し合った。そのため阿豆と名付けた。
この天から落ちてきた2つの岩が「からす岩」と「重ね岩」と推定されています。
重ね岩は、下の岩に大きな上の岩が乗っかっています。こんな大きな岩を誰が重ね置いたのでしょうか。


古代の人は大きな石に神威を感じて、想像をふくらまし、物語を造ったんでしょうね。