一乗寺にある詩仙堂を訪問しました。
新緑が鮮やかで、静かで、美しいの一言でした。
詩仙堂は現在、曹洞宗の寺院となり、詩仙堂丈山寺ですが、もともとは江戸時代の文人・石川丈山が晩年をすごした山荘跡だそうです。
建立は寛永18年(1641)。当時は「凹凸窠」と名付けられ、でこぼこした土地に建てられた住居を意味していました。
庭は確かに凹凸があって、この起伏が様々な景色を見せてくれます。
着物を着た女性が庭を歩いていました。体の線が着物で柔らかく表現され、着物の色がこの景色に合っています。本当に美しい。
ここには洋服ではなく着物。着物に適うものはないと感じ、こういう景色が着物の美しさを作り上げてきたのではないかという思いをしました。