
亀戸天神におまいりしました。
正保三年(1646)に九州太宰府から亀戸に勧請されたという天満宮です。
「東宰府天満宮」、「花の天神さま」ともいわれます。
本殿へは朱色の太鼓橋を渡っていきます。
5月には藤の花が満開になって、太鼓橋から見るときれいだろうと思います。
訪問したときにはあじさいが咲いていました。

男橋、女橋の太鼓橋は過去・現在・未来を表しており、橋を渡ることで心身を清め、御神前に進むことができるそうです。
太鼓橋は寛文2年(1662)には造られていて、歌川広重の浮世絵に描かれています。

「菅公御神忌一千百二十五年大祭」の看板があります。令和9年(2027年)は菅原道真公が亡くなられてから1125年になるので、道真公をお祭りする大祭が行われるようです。
全国の天満宮で行われるのでしょうか。
本殿の前には子供の頃の道真公が立っています。
親の期待を集めて一生懸命勉強をなされたようです。
道真公の母が作ったという歌が残っています。
『ひさかたの 月の桂も 折るばかり 家の風をも 吹かせてしがな』
“官吏登用試験に合格して、家の名を高めて欲しい”という意味だそうです。
厳しい親ですね。

太鼓橋の下の池には亀がたくさんいました。
亀戸天満宮のホームページを見ると、「菅原道真公をお祭りしているため合格祈願に多くの受験生がお参りする。中には合格のお礼参りとして亀を放流する人が多い」ということが書かれていました。
でも、なぜ亀なんでしょう?地名が亀戸だからか。
