梅雨の合間に富士山へ行きました。
鳴沢氷穴、富岳風穴、FUJIYAMAツインテラスという行程で、富士山見物です。
鳴沢氷穴
地下21メートルまで潜っていきます。
青木ヶ原樹海の地下は永久凍土になっているため、氷穴内の年間平均温度は3度です。
中はひんやりしていて、半袖では寒いくらいです。

途中、腰をかがめて進む難所があります。高さは91センチメートル。これが5メートルも続きます。
すべりやすい階段も多いので、お年寄りにはたいへんです。

奥に進むと氷の池が現れました。
たいへんな量の氷です。昔は冷蔵庫の代わりとして、蚕の卵の貯蔵や農産物を保管したそうです。

富岳風穴
富岳風穴も溶岩が流れたあとにできた洞窟です。
こちらも年間の平均気温は3度ということで、ひんやりしています。

ヒカリゴケと呼ばれる微生物の餌になる苔が生えているということですが、どこにその苔がいるかはわかりませんでした。

ここでも天然冷蔵庫として、蚕の卵や樹木の種子が保管されていたようです。

青木ヶ原樹海
鳴沢氷穴と富岳風穴は青木ヶ原樹海を通る道でつながっています。
本当に樹海という言葉がぴったりなところです。
方位磁石が使えなくなるという話がありますが、そういうことはなく、磁石は使えるそうです。スマホのGPSも全く問題ありませんでした。
でも遊歩道から離れて、この樹々の奥の方へ入っていったら出てこられないかもしれないですね。

溶岩の上に薄く土をもった地盤なので、木の根が地中に入っていかず、地上をうねうねと這っています。
根が地中に入っていかないので、強風などで弱い木は倒れ、その木を養分として新たな木が生まれるとか。植物の生存競争も激しいです。

FUJIYAMAツインテラス
最後はFUJIYAMAツインテラスです。
中藤山と黒岳の尾根を走る新道峠に設けられた展望所、ファーストテラスとセカンドテラスの2つの展望所があります。
少し雲が出ていましたが、雄大な富士山を眺めることができました。
今回の旅行の一番の目的は富士山を見ることだったので、それが達成できてよかったです。
