現存12天守の一つ丸亀城に行きました。
標高66メートルの亀山城に築かれた平山城です。
下から見上げると、かなり高く見えます。
城の周りには堀がめぐらされ、大手一の門、二の門をくぐります。
一の門はずっしりした感じで、頑丈そうです。
続いて現れたのは見返り坂。
すごい坂でした。傾斜は10度。長さは150メートルもあります。
朝からのサイクリングと、終了時間の4時に間に合うように善通寺から自転車を飛ばしてきたので疲れていました。
現在、3時55分。残り5分しかない。なのにこの急坂。
時間に間に合わないと思い、登るのをギブアップしようかと思いました。
最後にこの試練は。。。
ガクガクしている足にむち打って、必死の思いで本丸に到着。
天守閣が見えました。
小さい。
3階建てで高さは15メートルです。日本一小さい天守だそうです。
地上から見たら、巨大な石垣の上に建っている大きな天守をイメージしていましたが、違いました。
4路を過ぎていましたが、係りの人が中に入れてくれました。
天守閣の内部には展示物はありません。その分、柱の配置など天守閣の構造がわかります。
最上階の3階へ上りました。どこの城も同じですが、階段の傾斜が厳しい。
滑り止めをつけてくれていたので良かったのですが、手すりをしっかり持たないと危険です。
最上階も何もありませんでした。
屋根には天井がなく、屋根裏の梁の構造、木の組み合わせがよくわかります。
天守閣は小さかったですが、丸亀城は石垣がすごいですね。
石垣の高さは大阪城の30メートルが最も高いようですが、丸亀城の4重に重ねられた石垣の総高さは66メートル。総高さでは日本一を誇ります。
城の説明板によると丸亀城には次の歴史がありました。
天正15年(1587)に生駒氏が入府。慶長2年(1597)から5年の歳月をかけて築城します。
しかし、元和元年(1615)、一国一城令により廃城になってしまいます。
寛永18年(1641)に山崎氏が入府。寛永20年(1643)に丸亀城を再建しました。
万治元年(1658)に京極氏が入府。万治3年(1660)に天守閣を築きました。京極氏は明治維新まで丸亀を治めました。
明治になって廃城令が出されましたが、よく残りましたね。
大手門のところに幸運の❤石というのがありました。
これに触れると良縁があるそうです。