滋賀・大笹原神社

野洲から長浜までサイクリングの途中。国宝・大笹原神社を見つけました。
こんなところに国宝があると思い、興味が湧いたのでちょっと立ち寄りました。

8号線から少し山の方へ入っていくと、静かな森に囲まれた参道がありました。
神域という雰囲気がします。
さらに自転車を進めると「車止め」の表示と赤い鳥居が現れます。

ここから歩いてすぐのところが大笹原神社の境内でした。

ご祭神は須佐之男命、稲田姫命、八柱御子神、宇多天皇、敦賀親王、佐々木高綱公です。

国宝に指定されているのは本殿です。

室町時代の応永21年(1414)に領主であった馬淵定信によって再建されました。
遠くからだとわかりにくいですが、彫刻に特徴があって東山文化の粋とのことです。
たしかにきれいな形をしています。

本殿の隣りにあるのは篠原神社です。応永34年(1425)に建てられました。国の重要文化財に指定されています。
ご祭神は石凝姥命(いしこりとめ)。このあたりは篠原餅と言われるもち米の産地ということで、餅の神様とのことです。

神社横の池は底なし沼・寄部の池といいます。
「どんなに日照りが続いても常に満水で枯れたことがない。二基の御神輿が沈められ、沼底深く眠ったままである」と伝えられているそうです。
ちょっと怖いですね。

滋賀県には国宝に指定されている神社建築が8つあるそうです。

いつの日か、全箇所を見たいと思いました。