鬼ノ城サイクリングの帰り道、吉備路を走っていると「栄西禅師生誕の地」という看板を見つけました。
栄西禅師とは鎌倉時代に臨済宗を興した僧で、お茶を日本に広めた人です。 岡山の生まれだとは知りませんでした。
栄西禅師生誕地は昭和47年(1972)に地元有志の方々が建立したものです。
中央に禅師の碑、その隣に茶碗型の顕彰碑があります。
栄西禅師が生まれたのは永治元年(1141)。 臨済宗は鎌倉仏教の一つなので、もっと後の人かと思っていましたが、平安時代の生まれで源平の戦いや鎌倉幕府ができるのを見てきた人でした。 栄西禅師は仁安3年(1168)と文治3年(1187)に宋に渡っています。 臨済宗とお茶を日本に持って帰ったのは2度目の渡宋のときでした。 京都の建仁寺を建立したのは栄西禅師で、建保3年(1215)に建仁寺で入滅されました。