淡路・安乎岩戸信龍神社

安乎岩戸信龍神社を訪問しました。
読み方は「あいがいわどしんりゅうじんじゃ」です。

岩屋から洲本を目指して国道28号線を走っていくと、途中に海沿いに大きなAWAJIのモニュメントが出てきます。

神社へはそのモニュメントの前の反対車線側にある駐車場から入っていきます。

朱色の鳥居の下が参道で、その横に龍と小さな神様(少彦名命)の、安乎岩戸信龍神社の復興物語が書かれていました。
要約すると次のような話です。

小さな社には小さな神様がおられ、龍と仲良しだった。
小さな神様に頼まれて龍がお使いに出かけた間に、村人によって小さな神様は別の社にお遷りになられた。
お使いから帰ってきた龍は、小さな神様がいなくなった後も小さな社を護り続けた。
その龍を信頼のシンボルとしてお祀りし、信頼の神様・安乎岩戸信龍神社として再興した。

鳥居をくぐって金網との間の狭い参道を進んでいくと、石の鳥居と洞窟があらわれました。
石鳥居には嘉永二酉年とあるので西暦1849年のことだと思います。
江戸時代末期に建立された古い鳥居です。

洞窟の中にはかわいらしい祠があります。安乎岩戸信龍神社です。
龍の提灯に明かりが灯っています。

もともとここには岩戸神社があったけれど、岩戸神社の神様は安乎八幡神社へ遷されて、ここにあった祠は廃墟のようになっていたようです。
それが2021年に安乎岩戸信龍神社としてきれいに復興されたものでした。

祠の横には人生訓が書かれていました。
小さい神様をまち続けた神様・龍がお発しになられた言葉でしょうか。
ひらがなとカタカナの使い分けにも意味があるのか?

成功は苦心の日に在り
敗事は多く得意の時に困る事を覚えるべし
静中の静は真静にアラズ
動処に静を得来タリテ
ワズカニ天地ノ真諦オ知ル
楽処の楽は真楽にアラズ
苦中に楽を得来タリテ
始めて人生の妙趣に会ス

安乎岩戸信龍神社より

祠から外を見ると、入口は淡路島の形をしています。
龍は小さな神様がいると信じて、海の向こうから淡路島へと帰ってきたのでした。

ここから見る朝日はきれいだと思います。
洞窟内に日が差し込むときがあるのでしょう。

ところで、駐車場にある建物は社務所で、ここはオートバイ神社でもありました。

そういう神社があるのですね。
日本国第十二番とかかれています。
オートバイ神社で検索すると、オートバイ神社を設立しているのは一般社団法人 日本二輪車文化協会で、「宗教的な目的ではなく、ツーリング拠点として、地域活性化にも貢献する」としてオートバイ神社を広げているようです。
現在(2025年3月)、全国44箇所に神社が設置されていました。

社務所の中には「皆様 良い旅を グッドラック 疾風」の大きなメッセージ。

人生初アワイチの途中に安乎岩戸信龍神社に立ち寄りました
岩屋港からここまで30キロ。
残り120キロ。
信頼の神様、龍に護ってもらい、良い旅をしたいものです。