小豆島をサイクリングするマメイチの途中、土庄町のエンジェルロードに立ち寄りました。
エンジェルロードは土庄側の弁天島から中余島(なかよしま)の間に、干潮で海水が引くことによって現れる砂の道です。「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶うと言われているロマンチックな場所」とありました。

干潮によって潮位が下がり、普段は海面下にある砂地が現れ、海を渡る道が現れることを「トンボロ現象」といいます。
有名なところでは江の島や蒲郡の竹島で、トンボロでできた道を歩いて渡ることができます。フランスのモン・サン・ミッシェルもトンボロ現象で陸とつながるのでした。
エンジェルロードは一日二回、潮が引く干潮時に現れます。土庄町のホームページに現れる時刻が載っているので、そちらを目安に訪れると、エンジェルロードを渡れるでしょう。
私が訪れたときは、偶然にもエンジェルロードができていました。ラッキーでした。

実は、エンジェルロードは中余島で終わりではなくて、その先にある小余島、大余島まで続いているそうです。しかし、中余島は崖のようになっていて、回り込むこともできないため、先に進むことはできません。

中余島の木には、たくさんの貝殻型の絵馬が掛けられていました。大切な人との思いや願いが書かれているのでしょう。
「どうやったら、あんな高いところまで登れたのだろう」と思うほど、上のほうに掛けられている絵馬もあります。恋人に見つめられ、そこまで頑張ったのかもしれませんね。

土庄側にある弁天島には展望台があります。
展望台からは、中余島へと続くきれいなカーブを描いたエンジェルロードが一望できました。

そして、ここは「恋人の聖地」でもありました。ここにも、たくさんの貝殻絵馬が掛けられています。

ロマンチックなエンジェルロードは、見事に「恋人の聖地」としてアピールされています。その抜かりなさに感心しました。



















