牛窓オリーブ園に行ってきました。
オリーブ園は牛窓山にあり、標高は166メートル。ロードバイクでヒルクライムに挑みましたが、今回も負けました。
あまりにも暑い日で、熱中症の恐怖と戦いながら、いつものように自転車を押して登りました。
歩くこと20分。ようやく頂上の駐車場に到着しました。
しかし上に登れば、眺望は素晴らしい。
日本のエーゲ海と呼ばれる牛窓の海が一望できます。

オリーブは地中海地方を原産地とする常緑広葉樹です。日本には、江戸時代の終わりごろにオリーブの木が持ち込まれ、明治になって本格的な栽培が始まりました。当初、三重、鹿児島、香川の3箇所に苗木が植えられましたが、香川の小豆島に植えた木だけが生育しました。現在でも、国内最大のオリーブ生産地は小豆島で、全国の生産量の8割以上が香川県産です。
牛窓は小豆島の向かい側にあるので、オリーブ栽培に適した気候なのでしょうね。
そして、日本最初のオリーブの樹は湊川神社の木だそうです。意外でした。

牛窓オリーブ園は太平洋戦争中の昭和17年(1942)に服部和一郎氏が植えた約30本の木から始まりました。現在は面積10ヘクタールの敷地に2,000本のオリーブが栽培されています。

展望台から海を見ていると鐘の音が聞こえてきました。
広場に「幸福の鐘」と名付けられたかわいらしい鐘があります。

ゆっくりと心を込めて3回鳴らしましょう
オリーブに託した思いのすべてを この美しい丘から金の響きにのせて あなたに届けます
ここは「恋人の聖地」でした。
「幸せ運ぶ♡恋ポスト」というピンクのポストもあります。普段はつたえられない思いを手紙で送りましょう、ということでした。
鐘の音と手紙にしたためた文字を通じて、想いが相手に届く。ステキです。

山から見下ろす美しい海と青空、そしてオリーブ。牛窓オリーブ園には夏が似合うと思いました。


















