君津市の清水渓流広場にある「濃溝の滝・亀岩の洞窟」を見物しました。
差し込む光が水面に反射して、ハート形を描くという洞窟ですが、あいにくこの日は観ることはできませんでした。

滝の前にある「幸運の鐘」には次のような由来が記されていました。
この洞窟は今から三百五十年くらい前に一人の地元住民が、「曲がりくねった川をトンネルで結びその元川床に土を盛り、ここを田んぼにしよう。」と作られました。
又川上と川下の高低差が滝となり、いつからか削り取られた岩肌に亀に似た岩が現れ、亀岩として見るようになりました。
~幸運の鐘の音が亀岩の向こうから開運福寿を呼びますように~
なんと、一人の住民が田畑を作るためにトンネルを掘ったというのです。長さはそれほどでもありませんが、断面の大きな立派なトンネルです。田畑を作るために、これだけのものを造る情熱に驚かされます。それだけ田畑の大事さを示しているのですね。

ハートは観られませんでしたが、尾瀬を思わせる木道を歩いて駐車場に戻るのは風情がありました。
桜には少し早かったのですが、満開になればとても素敵な場所になることでしょう。

このスポットの名称は「濃溝の滝・亀岩の洞窟」です。
亀岩は洞窟内の岩が亀に似ているからということですが、「濃溝の滝」と「亀岩の洞窟」が「・」でつなげられているのには理由がありました。
- 本当の「濃溝の滝」はこことは別に、洞窟の50メートルほど下流にある。
- ここの本当の名称は「亀岩の洞窟」だった。(2002年に名付けられた。)
- ハート型で有名になった際、間違って「濃溝の滝」と伝えられ、その名前が定着してしまった。
- 今さら訂正も難しいため、「濃溝の滝」と「亀岩の洞窟」を「・」でつないで、「濃溝の滝・亀岩の洞窟」となった。
ちなみに、本当の「濃溝の滝」は農作業用の水車を回すためのもので、もともとは「農耕の滝」と呼ばれていたのが、いつしか「濃溝」の字に変わったそうです。
ハートが見られなかったのは残念でした。でも、思いもよらず有名になってしまったことを感じさせる、名前の変遷が楽しいですね。



















