加古川市尾上町にある白旗観音寺は航海安全のお寺です。

延喜16年(917)、阿蘇友成がこの地に立ち寄った際、観音様のお告げに従い観音像を安置したのが始まりで、地元の協力によって建立されたと伝えられています。
阿蘇友成は阿蘇神社の宮司であり、実在の人物です。能の演目「高砂」において、相生の松の精霊・尉(じょう)と姥(うば) に出会う主人公としても知られています。彼はここ尾上の地に立ち寄った後、住吉大社へ向けて船出したのかもしれません。

白旗観音寺は禅宗のお寺で、正式名称は生竹山観音寺(しょうちくさん かんのんじ)です。
山門前にある案内板には「白旗観音寺」と呼ばれるようになった由来が紹介されています。
観音様のお告げの白布を船印にすると荒海でも風波の厄をうけることがなかった。
加古川市
以来、高砂の浦人は皆船印に白布を使うようになったので、この寺を「白旗観音寺」という。
現在も、航海安全祈願の人々で賑わっている。
加古川市観光協会
境内には絵馬堂があり、観音様の姿や船が描かれた数多くの絵馬が奉納されていました。


「白旗観音寺」の由来のとおり、多くの人々が航海の安全を祈願してきた歴史が伺えました。



















