鈴の宮・蜂田神社

大阪府堺市に鎮座する蜂田神社を訪問しました。
延喜式神名帳に記載される格式のある古社で、天児屋根命(あめのこやねのみこと)ほか三柱をお祀りしています。

「鈴の宮」とも呼ばれる蜂田神社ですが、7月・8月の2ヶ月間は風鈴まつりが行われ、境内は約1900個の風鈴で飾られます。

2月の節分の日に「鈴占い神事」が行われます。この行事は1100年以上も続いているそうです。

当社が通称「鈴の宮」と呼ばれるのは、蜂田連が土焼きの鈴12個を作り、毎年春の初めに神前に供え、鈴音の良し悪しでその年の吉凶を占ったという古事によるものです。
近年は、境内の土を使って12種の占い鈴を作り、節分の日に、古式どおりの鈴占いを行うほか、開運厄除の御守鈴を作り参拝者の求めにより授与しています。

神社の説明板より

この由来に登場する蜂田連(はちたのむらじ)は、八田荘(現・大阪府堺市中区及び西区)を基盤とした古代の豪族です。藤原氏などと同じく天児屋根命を祖先としています。
奈良時代の高僧・行基の母(蜂田古爾比売:はちたのこにひめ)もこの蜂田氏の出身で、行基はこの地で生まれたと伝えられています。

行基の時代に蜂田神社があったのか、当時すでに鈴占いが行われていたかは分かりませんが、地域に深く根ざした歴史ある神社であることを実感しました。