地獄から極楽へ・全興寺
聖徳太子が平野の野中に小さな庵を建立して薬師如来を安置したのが全興寺の起源とされています。そして、薬師堂ができてから人が住み始め、平野の町が広がっていったといいます。樋之尻口地蔵のそばにある古地図を見ると、環濠集落であっ...
聖徳太子が平野の野中に小さな庵を建立して薬師如来を安置したのが全興寺の起源とされています。そして、薬師堂ができてから人が住み始め、平野の町が広がっていったといいます。樋之尻口地蔵のそばにある古地図を見ると、環濠集落であっ...
長谷寺の麓にある小さな寺、法起院。本尊は徳道上人。西国三十三所巡礼を創始した徳道上人が晩年を過ごし、遷化された寺とされ、創建は天平7年(735)と伝えられています。 徳道上人と三十三所巡礼播磨国揖保郡矢田部で生まれる(斉...
兵庫県神崎郡市川町にある瀬加山城を訪問しました。 瀬加は播磨風土記の「川辺の里」のところに出てくるという歴史ある地名です。 勢賀というわけは、応神天皇がこの川で狩りをしたとき、逃げ道をふさいで猪や鹿をたくさん獲った。だか...
桜井市にある上之宮遺跡は聖徳太子の邸宅跡の可能性がある遺跡です。次のことが桜井市教育委員会の説明板に記されていました。 遺跡の周りは住宅街で、こんなところに遺跡があるんだ!という感じがしました。遺跡の大きさは一辺が100...
日本書紀の推古天皇20年(612)に次のことが記されています。 百済から帰化した味摩之(みまし)が「呉の国で学んだ伎楽の舞ができる」と言った。味摩之を桜井に住まわせ、少年を集めて舞を習わせた。真野首弟子(まののおびとでし...
孝徳天皇(在位645~654年)の勅願寺として開基された石峯寺は延命地蔵菩薩を御本尊とする真言宗のお寺です。法道仙人によって開基されたとされ、龍神伝説が伝えられています。 インドから日本に紫雲に乗ってやってきた法道仙人が...
神戸区北区の山田町を訪問しました。丹生山田とも呼ばれる地区で、数々の史跡やエピソードが残っています。 箱木千年家 箱木千年家は南北朝時代の14世紀に建てられたという日本最古の古民家です。その古さに驚きですが、板や柱を見る...
神戸市北区山田町に「箱木千年家」と呼ばれる古い建物があります。箱木家はもともと山田庄の地侍で、江戸時代には代々庄屋を務めたという家です。江戸元禄時代には、すでに古い建物であることが認識されており、代官から「千年家」という...
中道子山城は、加古川市志方町の城山(標高271メートル)にある山城です。赤松氏範(氏則)が築城したという説と、孝橋繁広(赤松満直)が築いたという二つの説が伝えられています。 赤松氏範は赤松円心の四男です。円心とその子供た...
神戸電鉄木津駅の近くに顕宗仁賢神社という小さな神社があります。この神社には顯宗天皇と仁賢天皇がおまつりされています。創建は仁賢天皇11年と伝えられており、これが正しいとすると5世紀後半と考えられます。 顯宗天皇と仁賢天皇...