大阪府堺市に鎮座する大鳥大社にお参りしました。
ご祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)と大鳥連祖神(おおとりのむらじおやがみ)です。

本殿
本殿は大鳥造といい、出雲大社の大社造に似た構造となっているそうです。

歌碑
歴史のある大鳥大社です。境内には平清盛と与謝野晶子の歌碑がありました。
平清盛歌碑
平清盛が平治の乱勃発の知らせを聞いて、熊野参詣から都へ急いで戻る途中に、大鳥大社で戦勝を祈願したときの歌です。
かひこぞよ かへりはてなば 飛びかけり はぐくみたてよ大鳥の神

隣に並ぶのは「関西根岸短歌会記念碑」で、関西根岸短歌会は明治43年、ここ大鳥大社で結成された短歌会だそうです。
与謝野晶子歌碑
堺出身の与謝野晶子が詠んだ歌で、碑文は田辺聖子氏の筆によるものです。
和泉なる わがうぶすなの 大鳥の 宮居のすぎの 青きひとむら

与謝野晶子は、本名を「鳳(ほう)志やう(しょう)」といい、大鳥大社を崇敬していたようです。
『鳳』は「おおとり」とも読めるので、親近感を感じていたのかもしれませんね。
大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ)
天照大御神をご祭神とする摂社です。かつては別の場所にありましたが、明治12年に現在地に遷座しました。

御神木・根上がりの大楠
根が地表にでていることから「値が上がる」→「価値が上がる」→「運気が上がる」として、商売繁盛・財運向上の大楠と称されています。
大きなクスノキで、根元には「楠神霊(くすのみたま)」が祀られています。

奥宮
日本武尊は大和へ帰る途中、能褒野(のぼの、三重県亀山市)で亡くなりました。
ところが、日本武尊の御霊は白鳥となり陵から飛び立ちます。
まず琴弾原(ことひきのはら、奈良県御所市)へ、次は河内の古市(ふるいち、大阪府羽曳野市)へ、そして最後にこの地に舞い降りました。
奥宮は白鳥が舞い降りた地とされ、影向石(ようごうのいし)が祀られています。

日本武尊が最後に降り立った大鳥神社。
なぜ大鳥大社が最後の地となったのか。どこか謎めいた印象を受けました。


















