林田・道林寺

道林寺は貞享2年(1685)に観音堂から真言宗の修行道場となり、 享保年間(1716〜1736)に開祖順正に よって開山されたといいます。

道林寺への道標
山門へ続く

お寺の説明看板には「三方を山が囲む閑静な地にあり、林田八景の一つに数えられた」とあります。
本当に山に囲まれています。
木々に囲まれた静かな道を奥の方へ進むと小さな祠、鐘楼が現れます。

吉野懐古という詩で知られる敬業館教授の河野鉄兜は道林寺住職と親しく交わり、四季折々の風情を求めて来遊する文人が多かったそうです。

河野鉄兜の墓碑があるという情報があったのですが、見つけることはできませんでした。

いわくがありそうな宝篋印塔

周りの木々はそびえ立ち、静かで落ち着いた風情がありました。
ここに文人たちが集まって交友したというのもうなづける話だと感じました。