倉敷・大原美術館

倉敷美観地区は白壁の街並みが美しい、人気の観光地です。歴史的な建物や土産物店、カフェなどが立ち並ぶ倉敷川沿いの通りは、多くの観光客で賑わいます。

大原美術館は1930年に開館した日本初の私立の西洋美術館です。倉敷の実業家・大原孫三郎によって設立されました。
残念ながら、訪れた日にはエル・グレコの『受胎告知』は他の美術展に貸し出されており展示されていませんでした。しかし、モネ、ルノワール、ゴーギャンなど著名な画家たちの作品が多数展示されており、西洋美術の鑑賞を十分に楽しむことができました。

西洋の絵画だけでなく、岸田劉生をはじめとする日本の画家の作品も多数展示されています。
また、工芸館・東洋館では、棟方志功の版画、バーナード・リーチの陶器、古代中国の仏像なども鑑賞できました。

大原美術館のすぐ近くに、児島虎次郎記念館があります。
児島虎次郎は、大原孫三郎の依頼でヨーロッパに渡り、大原美術館の基礎となる絵画を収集した、岡山出身の画家です。

児島虎次郎記念館では、彼の作品に加え、古代エジプトや西アジアの美術品も展示されています。

無為村荘(大原孫三郎の別邸)の敷地内にあるアトリエで、児島虎次郎は絵画を制作していました。
どの作品も幸福感に満ち、美しく心に残りました。下の絵は、秋の日の穏やかな家族の情景が描かれています。

彼が作品を生み出した「無為村荘」はどのような場所なのだろうか、と興味が湧きました。
Googleマップで調べると、無為村荘は大原美術館から3キロほどのところだったので、立ち寄ってみました。

無為村荘は現在、非公開で、近くには大きな酒津公園がありました。
児島虎次郎の絵画にあるような田園風景とは異なる風景が広がっています。
天気の良い暑い日で、子供が水辺で遊んでいます。
児島虎次郎の時代とはすっかり様変わりしていましたが、酒津公園は家族で楽しく過ごせる憩いの場でした。