築地場外市場の奥に鎮座している波除稲荷神社を訪問しました。
築地市場は2018年に閉鎖されましたが、場外市場は今も活気に満ちており、国内外の観光客でにぎわう人気スポットです。

約460軒もの店舗が軒を連ね、気に入った店で食べ歩きを楽しむのも魅力のひとつ。予想以上に多くの外国人観光客が訪れていて、驚きました。
ややこしいしきたりなどは関係なく、気軽に美味しい海鮮料理を楽しめるのは魅力的ですね。
観光客の間をぬって場外市場の通りを進んでいきますと波除稲荷神社が現れます。

神社の説明板によると、「創建は万治年間(1658~1661)。築地の埋め立て工事は難航していましたが、海上を漂っていた稲荷明神の像を祀ったところ、波が静まり、工事が無事に完了した」という説明がありました。
この由縁により「波除」と「稲荷」の名前の波除稲荷神社が誕生したのですね。
神社に入ると、門をはさんで向かい合わせに顔の赤い「お歯黒獅子」と顔の黒い「厄除天井大獅子」がいました。
顔の赤い「お歯黒獅子」はメスの獅子で弁財天の市杵島姫命(いちきしまひめのいこと)。

顔の黒い「厄除天井大獅子」はオスの獅子で日本一の大獅子です。

「龍は雲を従え、虎は風を従える。龍と虎が暴れると波風が立つが、それを一声で鎮めるのが獅子」——そんな言い伝えに基づき、巨大な獅子頭が奉納され、お祭りでそれを担ぐようになったのが「つきじ獅子祭」の始まりとされています。
「お歯黒獅子」が700キロ、「厄除天井大獅子」は1トンという重さです。本当に大きいですね。
境内には築地市場との深いつながりを感じさせる石碑が点在しています。
「玉子塚」は東京鶏卵加工業組合から奉納されました。

東京都鮨商環境衛生同業組合から奉納された「すし塚」と東天会てんぷら料理協同組合によって奉納された「海老塚」。

入口に近いところには牛丼の吉野家の塚もありました。平成28年(2016)に奉納されたそうです。

波除稲荷神社は「災難を除き、波を乗り切る」ご利益で知られています。
商売繁盛を願う人々にとって、心強い存在ですね。



















