倉敷・不洗観音寺

倉敷にある不洗観音寺(あらわずかんのんじ)は1200年を超える長い歴史を持ち、子授け・安産に霊験あらたかなお寺です。

駐車場からは、円形の門をくぐって境内に入ります。不洗観音寺ではバリアフリー対応がなされていて、ベビーカーや車椅子でもお参りしやすくなっています。

池には色とりどりの傘が並べられていて、きれいでした。
傘をこのように並べる装飾は初めて見たので、こうしたデコレーションの方法もあるのだなと感心しました。

池の反対側には樹齢300年という「影向の松」があります。枝は横に広がるように伸びていて、堂々としています。
この松は黒松で、不洗観音寺のホームページには下記の説明がありました。

「影向(ようごう)」とは、神仏が私たちを教え導き救う為、姿を変えてこの世に現れることを言います。この黒松は別名「垂乳根(たらちね)の松」とも言われます。まるで母親が子どもたちを抱きかかえるようなその姿は、子どもを等しく大切に育てなさいと教えてくれているのです。

不洗観音寺のホームページより

大師堂の横にある屋根付きの登廊を上がっていくと本堂です。
登廊の両脇には願い事が書かれた絵馬がびっしりと掛けられています。

江戸時代に再建されたという本堂に安置された、不洗観音寺のご本尊は十一面観世音菩薩様で33年に一度しかご開帳になりません。
次の開帳はいつになるのでしょうか。

不洗観音寺の正式名は「景光山観音寺」で、創建は天平年間(739~748)と伝えられています。
この寺が子授け、安産の寺で「不洗観音寺」と呼ばれるようになった、創建にまつわる話が伝えられています。

  • 夢に現れた聖僧のお告げにより増慶上人が寺を開基すると、山麓から霊水が湧き出た。それが今も境内に湧いている閼伽水(あかすい)である。
  • 当山の本尊を信じて生まれた子どもは産湯を使って洗わなくてもよいほどきれいだ。このことから「洗わず観音寺」と呼ばれるようになった。
  • 三日三晩たった後、この霊水で洗うと無病息災で成長する。

本堂の奥には祈祷所があります。
そこには、子ども連れのご家族が複数来られていました。生まれたばかりの赤ちゃんを抱くご家族もおられました。
子どもが生まれて家族が増えること、そして無事に成長してくれることは、何よりの願いですよね。
不洗観音様のご加護があることを祈ります。