明神池・上高地

今年の初夏に上高地に行き、その美しさに魅了されました。
上高地の秋の紅葉を見たいと思い立ち、10月の連休に上高地を訪問しました。

前回は大正池から河童橋まで歩いたので、今回は河童橋から明神池を目指しました。
天気が良く、スタート地点の河童橋からジャンダルムや奥穂高岳の山頂をはっきり見ることができました。

河童橋から明神池までの距離は約3.5kmです。梓川の右岸を通りました。
途中の岳沢湿原がきれいです。

岳沢湿原

岳沢湿原を過ぎると、明神池まで約2.5kmです。
大正池から河童橋のコースに比べると、ひたすら歩くイメージですが、たくさんの人が歩いています。最近、クマに襲われたというニュースが多いので、クマよけのベルを付けていたのですが、皆さん同じでした。チリンチリンの音が絶えず聞こえました。

40~50分ほど歩くと明神池に到着です。

明神岳のふもとにある明神池。ここは穂高神社の神域です。
北アルプスの総鎮守である穂高見命をおまつりする穂高奥宮がご鎮座されています。

穂高奥宮の鳥居をくぐり奥に進みます。

穂高奥宮の鳥居

すぐに上條嘉門次の碑と嘉門次小屋が現れます。
嘉門次は日本アルプスの登山を紹介したウェストン卿の登山案内を務めた人物で、明治35年(1880)に嘉門次が明神池のほとりに建てた小屋が嘉門次小屋の出発点です。
ここでイワナの塩焼きを食べました。囲炉裏で焼いたというイワナはおいしかったです。

嘉門次小屋
上條嘉門次の碑

まず、穂高奥宮におまいりです。

穂高奥宮

続いて、社務所で拝観料を支払い、明神池に行きます。
明神池は一之池と二之池に分かれていて、一之池には遥拝所があります。
池の水、そして向こうに見える山がきれいです。
10月8日には「明神池お船祭り」と呼ばれる穂高神社奥宮例大祭が行われます。ネットに掲載されている写真を見ると幽玄で神秘的な感じがします。

一之池

二之池の岩石が一之池とは違ったアクセントを作り、向こうに見える明神岳もきれいです。

二之池と明神岳

初夏の上高地もよかったですが、秋の上高地もすばらしいところでした。