神戸市西区神出の雌岡山(めっこうさん)に鎮座する神出(かんで)神社にお参りしました。
ふもとの石鳥居から標高249mの山頂までヒルクライムです。

道はきれいに舗装されていて、走りやすくなっています。
序盤は坂もゆるやかで快調に登っていけましたが、徐々に傾斜がきつくなってきました。

途中にあるのは神出神社の御旅所です。
円形で盛り上がっていて、古墳のようでした。中心に見えるいくつもの大きな石は、石室が露出しているかのように見えました。

頂上の手前に、裸石神社(らいせきじんじゃ)・姫石神社(ひめいしじんじゃ)と刻まれた石碑があったので、寄り道をしてみました。
裸石神社は男根をかたどった「彦石」を御神体とする神社です。かつては本殿もなく、石の周りに玉垣を巡らせていたそうですが、現在は社殿が建てられています。
彦石がどのような形をしているか、見てみたいものです。

すぐ近くに鎮座する姫石神社には社殿がなく、玉垣に囲まれた大きな4つの岩があるのみです。岩が割れているように見えることから「姫石」と名付けられたのでしょうか。
岩そのものを祀る素朴なスタイルは、古代の信仰もこのような姿だったのだろうと思わせる光景でした。

神出神社のご祭神は、素戔嗚命(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)です。
この地には、次のような伝承が残っています。
- 素戔嗚命と奇稲田姫命が雌岡山に降臨、薬草で住民を救い、農業を伝えた。
- お二人の間に多くの神々が生まれたことから、この地を「神出」と呼ぶようになった。
- 大同4年(809年)に平城天皇が諸国巡行の際に立ち寄り、三柱の神を勧請して神出神社が創建された。

かつて薬草や農業の技術を持った集団がこの地を開拓した出来事が、神話として語り継がれているのかもしれません。御旅所の古墳には、そのリーダーが眠っているのではないか、と想像しました。
境内には「毎日登山」の碑があり、地元の方々に親しまれているようです。

この日は天候に恵まれ、遠くの明石海峡大橋まで一望することができました。
毎日登山で、このきれいな景色を眺められるなら、心身ともに健康になれそうです。


















