神戸市垂水にある海神社にお参りしました。
「うみじんじゃ」と思っていたが「わたつみじんじゃ」が正しい呼び名でした。
さらに「かいじんじゃ」というのが一般的だそうです。
ご祭神は上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)、中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)。
上津綿津見神は海上・航海の神、中津綿津見神は海中・魚(漁業)の神、底津綿津見神は海底・海藻、塩の神ということです。
この神々は海の神様で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉国から逃げ帰り、禊祓(みそぎばらい)を行ったときに生まれたとされています。
同時に住吉神社の三神(上筒之男神、中筒之男神、底筒之男神)が生まれています。
海神社には次のような由来が伝わっています。
今から千八百年前くらいの昔、神功皇后(ジングウコウゴウ)が三韓よりの帰路、暴風雨のため、どうしても御座船を進めることができなくなりました。皇后御みずから綿津見三神をお祭りになり、御祈願されましたところ、たちどころに風波がおさまり御無事に都へ御還りになりました。その時神功皇后が綿津見三神をお祭りになったところに御社を建て、御神徳を仰いだのが鎮座の由来であります
本殿の左に境内末社があります。御祭神は猿田彦大神、蛭子大神、稲荷大神です。