姫路市夢前町塚本に小さな地蔵堂があります。
菅野中学校の地域夢プランの看板によると千体地蔵とあります。
でも、こんなに小さなお堂の中に千体ものお地蔵様がいるなんて？
お堂の中にはお地蔵様が彫られた石板があります。そして、お地蔵様の周りにブツブツしたものがあります。
近づいてみると小さなお地蔵様がびっしり彫られていました。
小さな小さなお地蔵様です。この石板には千体のお地蔵様が彫られているのです。
県道沿いの堂の中に安置され、高さ1.1メートル、幅87センチメートル、厚さ10センチメートルの板石の中央やや上部に、高さ51センチメートルの浮彫像を刻み、これを囲んで高さ4センチメートル、幅1センチメートルの小さい地蔵像を20段に線彫で千体刻む。板碑の背面中央に「南無地蔵大菩薩千体」と深い信仰の心をこめた字句を刻み、その右に「現世安穏後生善処祈攸也 善阿也」左に「元和六年庚申九月吉日」と刻む。江戸時代の初頭につくられたものである。
姫路市ホームページより
姫路市のホームページによると高さ4センチ、幅1センチだそうです。これを千体も彫るなんて職人の技に感心です。
こういう形式の千体地蔵様は珍しいのではないかと思いました。
