雲仙

雲仙温泉

雲仙温泉は標高700mの高地にあります。
雲仙地獄が源泉で泉温は42~98度。
泉質は硫黄泉。殺菌効果が高いため、ニキビやあせもなどの皮膚病に効果があり、肌がすべすべになる美肌効果があります。

雲仙の歴史

大宝元年(701)行基による温泉山満明寺の開山が雲仙温泉の始まりとされています。
承応2年(1653)加藤善左衛門により「延暦湯」が聞かれ、湯治に利用されます。以後、島原藩主の保護のもとに湯湯治が発展しました。
昭和9年(1934)国立公園に指定されました。

雲仙地獄

雲仙地獄には遊歩道が整備されています。
歩くとボゴボゴという音、硫黄の匂いが強烈です。水蒸気で前が見えなくなることもあります。
別府温泉にも地獄がありますが、こちらは体験できる地獄。地獄はこんなんだろうと思わせる光景です。

雲仙岳

雲仙岳は妙見岳、国見岳、普賢岳、平成新山などの総称です。
妙見岳は標高1333m。雲仙ロープウェイで登りました。
国見岳は標高1347m。
普賢岳は標高1359m。平成2年(1990)に噴火活動を再開。平成3年の火砕流で40名が亡くなる痛ましい災害が発生しました。
平成新山は平成8年(1996)普賢岳の噴火によって誕生した日本で最も新しい山です。標高は1483m。雲仙岳で最も高い山となっています。

雲仙ロープウェイ

仁田峠駅から標高1300mの妙見岳駅までロープウェイで上がります。

標高差は174m。移動距離は500m。約3分で到着します。

この日は寒く、終わりかけの紅葉と霧氷を見ることができました。

妙見岳山頂

ロープウェイを降りて、頂上の展望台を目指します。ここでは雲仙岳のカルデラも見ることもできます。

妙見岳山頂1333mの看板
雲仙岳カルデラ

展望台からの眺めはすばらしい。平成新山もはっきり見えます。

妙見神社

次に妙見神社まで行きました。看板では徒歩5分と書かれていましたが、結構遠い。
神社までの道は木々は真っ白でした。

妙見神社には九州の四神という四面宮がお祭りされているとのことです。

建物はコンクリートでできています。
途中にあった看板に、頑丈で安全な退避場所であることが書かれていたので、噴火のときに避難できる場所になるのでしょう。

雲仙温泉、雲仙岳とも印象に残る観光地で楽しむことができました。