太宰府天満宮に近い竈門神社は宝満山(標高830m)の麓にご鎮座されています。昔から太宰府の鬼門にあたることから、太宰府鎮護の神と崇敬されてきました。
ご祭神は玉依姫命、神功皇后、応神天皇。
天智天皇の御代、太宰府が現在地に移されたとき、鬼門に位置する宝満山に太宰府鎮護のため八百万の神々を祀ったのが始まりといいます。また、天武天皇2年(673)心蓮上人が山中で修業していると王依姫命が現れたため、心蓮上人が朝廷に奏聞し宝満山山頂に上宮が建てられたそうです。
鳥居の脇にある大きな石は伝教大師最澄が唐へ留学する前に立ち寄り、航海の安全を祈って薬師仏を造ったという竈門山寺の礎石ではないかといわれています。
最澄が唐へ留学したのは延暦23年(804)。
水鏡に顔を映して心の内面も洗い清めて参拝すると願いが叶うとされています。
再開(さいかち)の木、愛敬の岩とか、パワースポットとして色々なものがあります。
また、竈門神社は鬼滅の刃の聖地と言われているそうです。
理由は、竈門神社のかまどが鬼滅の刃の主人公の竈門炭次郎の苗字と同じであること、竈門神社が鬼を除ける鬼門にあたること、竈門神社で修行する修験者の服の模様が竈門炭次郎の服と同じ唐松模様であること、だそうです。
お参りさせていただきたときは秋で、紅葉がきれいでした。