太宰府天満宮

菅原道真公が祀られている太宰府天満宮にお参りしました。甥っ子が今年大学受験をします。それのお参りをお参りを買いました。

天満宮に着いたのはお昼前。お腹が空いたので、門前町のお店でつまみ食い。色々な店があって楽しい。梅ヶ枝餅も美味しかった。

門前町
松ヶ枝餅

スターバックスの形がすごく特徴的。やっぱり門前町にあるので、都会風の形よりこういう風にちょっと工夫したほうが、この通りにマッチしてるのかもしれません。

スターバックス

太宰府天満宮は全国にある天満宮の総本社。参拝者は年間650万人という、すごい神社であり観光地です。ご祭神は菅原道真公で、学問の神、芸能・書道の神、雷除けの神などとして信仰されています。

道真公は政敵の藤原時平の陰謀によって太宰府に流されます。そして、その2年後、延喜3年(903)の2月25日に亡くなられました。59歳でした。門人の味酒安行(うまさけやすゆき)が道真公の葬地を求めて霊柩を牛に引かせて進んだところ、今の本殿付近で牛が伏して動かなくなった。そこで、その地を墓所としたのが太宰府天満宮の始まりと伝えられています。また安行は道真公の49日に観音堂を建てて祀り、延喜5年(905)信託によって神殿を建立。さらに同10年(911)安楽寺を創建しました。

道真公の死後、京の都では落雷による火災がなどが起こると、これは道真公の祟りである、道真公は天に無実を訴え、生きながら天満自在天神となり、死後は怨霊となったと恐れました。

しかし、太宰府の道眞公は恨みを持たず、仏道と詩作、謹慎に明け暮れたとされます。また、帰京も固執せず、かねてから自分の遺骨も京に返すに及ばずと遺言したと言われます。

大鳥居をくぐると天神の森です。面積は約10万坪。めちゃくちゃ広い。
紅葉した木々。飛梅や樹齢1000年から1500年とされる大楠などがあります。

心字池に架かる橋は手前から太鼓橋、平橋、太鼓橋の三つ。過去・現在・未来を象徴するといいます。池と紅葉がきれいでした。

参道を進むと大きな楼門があります。
この楼門は大正3年(1914)に再建されました。
参道側と本堂側で作りが異なる珍しい構造をしています。

太宰府天満宮の社殿は明応7年(1498)、永禄10年(1567)、天正6年(1578)と3度兵火により消失しています。現在の本殿は小早川隆景が天正19年(1591)に再建したものです。

本殿右側に梅の木があります。
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と詠んで京都を後にした道真公を慕い、一夜にして京都から飛来したと伝えられる飛梅です。

飛梅

播磨では色々な神社に「菅公お手植えの松」伝説があって、菅公=松という感じがしますが、やっぱり梅なんですね。

大楠は樹齢1000年から1500年と伝えられています。ものすごく大きい木です。天然記念物に指定されています。
本殿は兵火にあって萌えていますが、この樟はそういう危機を乗り越えて今に残ってくれました。もしかしたら、菅原道真公が大宰府に来たことを見ているかもしれません。

大楠

2022年の干支、トラのフラワーアートがありました。来年こそはコロナがなくなるといいですね。