千代保稲荷神社

東口大鳥居

おちょぼさんの愛称で呼ばれる千代保稲荷神社におまいりしました。
日本三大稲荷の一つともいわれています。

参道の両側にびっしり店が並んでいます。全部で約150の店があるそうです。
門前町という感じがします。

門前町

千代保稲荷神社は源義家に関係が深い神社です。
由緒には次の伝承があります。

平安時代、八幡太郎源義家の六男。義隆が分家する際、森の姓を与えられ、先祖の霊璽(れいじ)、宝剣、義家の肖像などを「千代代々に保っていけ」と賜わる。
文明年間(1469~1487)、義隆の子孫 森八海(もりはちかい)がこの里を開墾し、義家から伝わる霊璽を祀った。

千代保稲荷神社の「千代保」は「千代代々に保つ」から来ているそうです。

源義家の六男、義隆の子孫は森家として生き残り、有名なところでは織田信長の小姓・森蘭丸がでています。また、浅野家のあとに赤穂に入った森家は明治維新まで赤穂を治めました。
千代代々に家を保ちました。

神社への入り口

商売繁盛・家内安全にご利益がある神社です。
ご祭神は大祖大神(おおみおやのおおかみ)、稲荷大神、祖神(みおやのかみ)です。

拝殿

拝殿前にお供え台にはたくさんの油揚げが入っています。
キツネの好物の油揚げがお供えです。

お供えの油揚げ

年間250万人が参拝しているというので大きな神社かと思いましたが、境内そのものはこじんまりしていました。日本三大稲荷の一つというので意外でした。
でも、油揚げのお供えや、お札やお守りを出さない、朱印帳の記帳はしないなど、他の神社にないユニークなところがあります。
そして、なんといっても門前町が楽しい。
この辺が人気の理由なのでしょうか。