松本・四柱神社

四柱神社

松本城の近くにある四柱神社(よはしらじんじゃ)におまいりしました。
ご祭神は
 天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)
 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
 神皇産霊神(かみむすびのかみ)
 天照大神(あまてらすおおかみ)
の四柱の神様です。

古事記によると天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神がこの世に最初に現れ、この神様(造化の三神)たちによって天地が創造されました。
高皇産霊神と神皇産霊神が生産、生成、調和させる宇宙根源の神様で、天之御中主神がまとめ役だそうです。
天照大神はこの三神の神意を地上に顕します。
一神教だと一人の神様が天地を創造しますが、神道は四人のチームプレイで天地を創造し、人に伝えます。
全く違いますね。

大鳥居と御幸橋

そういう御神徳の高い神様をおまつりする四柱神社は、すべての願い事が叶う「願いごとむすびの神」として長野県最強のパワースポットだそうです。

金属製の大鳥居をくぐり、御幸橋を渡って境内に入っていきます。
御幸橋の名は、明治天皇が信濃地方を御巡幸されたとき、竣工したばかりの御幸橋をお渡りになったことから付けられた名前だそうです。

境内には西南の役、日清・日露戦争、太平洋戦争で亡くなられた英霊をお祀りする松本市招魂殿、伊勢神宮遥拝所、恵比寿神社などがあります。
境内は秋の紅葉が始まっており、たいへんきれいでした。

松本市招魂殿
伊勢神宮遥拝所

縄手通りの交番前には大きなカエルのモニュメントがあります。
平成17年(2005)に東京芸術大学から寄贈された縄手通りのシンボル「ガマ侍」です。
縄手通りにはカエル大明神がまつられ、6月には「松本カエル祭り」が開催されます。

ガマ侍

カエルを使った町おこし。
これも人、生き物、モノを結ぶ四柱神社のご神徳ですね。