リヨンはフランス第2の都市で、パリから約400km南にあります。
ウィキペディアによると
ローマ帝国のガリア属州の植民市ルークヌドゥムとして古代から栄えた物資の集散地であり、中世には市の立つ町としてヨーロッパでも有数の交易地として栄えた。
絹織物の産地としても知られる。
旧市街はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
ということでした。
サンテグジュペリ空港を降りてローヌ特急でリヨンの街まで移動します。電車は特急と言っても路面電車に近い。
駅に改札はなく、電車の中に入ると車掌さん(女性だった)が改札してくれます。
パールデュー駅が終点です。
リヨンの街の移動は地下鉄、トラム(路面電車)、バスを使います。
1回券だと約ユーロ。24時間券、48時間券、72時間券があり、24時間券を買うと、24時間以内は地下鉄、トラム、バスが乗り放題です。
今回、3日間の予定だったので72時間券を買いました。
バスの路線には番号が振られていて、それを見たらどこに行くかがわかります。
フルヴィエールの丘
古代ローマの劇場跡と19世紀末に建てられたノートルダム大聖堂がフルヴィエールの丘にあります。
かわいらしいケーブルカーに乗ったらすぐに到着です。
ケーブルカーの行き先はノートルダム大聖堂行きとローマ劇場行きに分かれていますが、ノートルダム寺院とローマ劇場は歩いて10分ぐらいの距離なので、どちらに乗ってもいいと思います。
古代ローマの劇場跡
建設したのはルキウス・ブランクスというローマ人。シーザーとは親戚で、ガリア戦争、ポンペイウスとの戦争を戦い、シーザーの死後も生き残りました。
建設されたのは紀元前43年の建築だから2000年以上の歴史があります。
今は夏に開かれる「フルヴィエールの夜」ではイベント会場として使われています。
ノートルダム大聖堂
ノートルダム・ド・フルヴィエールハジリカ聖堂といいます。
1870年にフランス・プロシア戦争から街が保護されるよう祈りを捧げ、願いがかなったことを感謝し、大聖堂が建てられました。
リヨンはフランスで一番最初のキリスト教の街とされており、177年に初めてキリスト教徒が信仰のために亡くなったそうです。
また、14世紀にペストが大流行したとき、リヨンの街がペストから守られるならフルヴィエールの丘に巡礼に登るという誓いを立てました。願いはかなえられ、今でも9月8日に参拝が行われています。
美食街
夜、地元の人に連れられて食事に行きました。
リヨンは食の都。どの通りも、感じがよく、おしゃれです。
内臓料理が名物ということでした。日本人には匂いがきついかもと言われて、ソーセージのようなものを食べました。
おいしかった。
リヨン美術館
リヨン美術館はフランスでも規模の大きな美術館の一つということです。
美術館はもともとサンピエール王立修道院として使われていましたが、フランス革命により美術館として公開されるようになったそうです。
ゴーギャン、ルノワール、モネなど、数多くの絵画が展示されています。
街を歩くと、どこもかしこもきれいでおしゃれです。
今回はあまり観光できなかったのですが、もう一度来たい街です。