たつの・梛八幡神社

たつの市にある梛八幡神社は獅子舞で有名です。兵庫県の文化財にも指定されています。

播磨風土記、峰相記などにも記されているという古い神社です。

御祭神は足仲彦命、品位和気命、息長足姫命です。

播磨の古書 峯相記には、
天平宝字七年(763)に新羅の軍船が日本に攻めてきて家島に布陣した。播磨の国司・藤原貞国が朝廷より追討の命を受けた。貞国は梛八幡神社に戦勝祈願し、出陣したところ大勝を得た。
と記録されています。

新羅が攻めてきたという話は聞いたことがありません。
ウィキペディアで調べると、745年から750年代、新羅が飢饉や疫病のため社会が混乱し、日本に亡命、帰化した人が多数いたらしいことがわかりました。
その中には、墓力を振るう集団があったのかもしれません。

鳥居をくぐって少し歩くと社殿に到着します。

拝殿前の石灯の上に猿がいました。

神社の名前のように梛の木が神木です。

神功皇后播磨巡幸のおり、北方に紫雲たなびき、霊雲のただようのを感じられ、神霊地なりと思し召され、道主命に命じ尋ね給う。
このとき何処ともなく獅子が現れ、この那祇山白壇の木の下に案内する。この霊木より雲香を発しており、これこそ神霊地であると奏上す。
よって、この白壇の霊木を御神木と称え元宮と崇拝し祀り祭る。
これが当社の有名な獅子舞の起因にもなっている。

神社縁起の石碑より

多くの絵馬が奉納されています。。

今回は藤原貞国の話に驚いてしまいました。
藤原定国が新羅を追討したのは本当でしょうか。

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