豊橋ハリストス正教会

建物の名称は
「豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬大聖堂(せいきょうかい・せいしと・ふくいん・まとふぇい・だいせいどう)」
ハリストスとはキリストのギリシャ語・ロシア語読み。マトフェイはマタイのことです。

正教会はキリスト教の一派で東方正教会とも呼ばれます。
ローマのカトリック教会やプロテスタントと異なり、中近東、ギリシャ、東ヨーロッパ、ロシアで信仰されているます。

説明看板には以下のことが書かれていました。

この聖堂は、豊橋ハリストス正教昇天教会が大正2 年に建築したものです。
西を正面とし、吹き出しのポーチをおき、続く玄関
はその上に八角形の鐘塔をのせ、階段室を兼ねて います。
東西方向を軸線として、ポーチに続いて玄関、
啓蒙所、聖所の三つの部屋を、規模を拡大させながら東に向かって一列に配置しており、聖堂の東端に至聖所を配置する形式となっています。
さらに、聖所 の南北にもポーチが配置されています。
設計者は河村伊蔵
(知多郡内海村出身)で、聖堂建築のため地元の大工は、京都まで赴き京都正教会
を手本にして西洋風のドームを建築したといわれています。
この聖堂は装飾の少ない簡素な建築ですが、保存状態は良好で、明治大正期の木造形式による代表的なハリストス正教会聖堂として高い評価を受けています。

豊橋市教育委員会の説明板より