小野樫山・山ノ神社

小野市樫山にある山ノ神社にお参りしました。

鳥居の脇にある石碑に次のことが説明されています。

  • 御祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)、金山毘古神(かなやまひこのかみ)、根裂神(ねさくのかみ)、磐裂神(いわさくのかみ)
  • 樫山の鬼門鎮守として古くから祀られ、一時荒廃したいたが赤松円心が再建した。
  • 田の神、山の神または風邪を治す神として、播磨一円の住民から篤く信仰され、詩人の野口雨情は「山の神さま風引きなほす 風は引いても苦にゃならぬ」と詩っている。

鳥居をくぐり、階段を登っていきます。さらに神戸電鉄の線路をまたいだ橋を渡っていきます。

橋を渡り終えると、山ノ神神社があらわれます。
拝殿の 狛犬は江戸時代 安政年間に作られたものでした。

境内には摂社、遙拝所がありました。

大山祇神社遙拝所
住吉神社遙拝所

野口雨情と小野市樫山出身の歌人 上田三四二の歌碑が並んでいます。

上田三四二の歌碑の歌碑には次の歌が刻まれています。

ふるさとの餅はうまし  咽こしのつやめくものを この世とぞいふ

この歌は晩年の昭和61年正月の作で、前年末から入院中であった三四二は「あと何年生きられるか。正月の餅よ、なめらかにわが咽もとを過ぎてくれ」と書いている。三四二は子供の頃からたいへんな餅好きであった。

2011年の小野市の広報より