明石 岩屋神社

岩屋神社は1800年を超す歴史があり、淡路と深い関係があります。

由緒によると「成務大皇十三年(143年)天皇の勅命により淡路島の岩屋からお遷移りになられた」といいます。
当時をしのぶために毎年7月に行われるのが「おしゃたか舟神事」で、淡路の神がどのように遷座されたかがわかります。

成務天皇の勅命により当浜の名主(六人衆)が新船を作り、一族郎党を引き連れ淡路に渡り、御皇神を船に遷し奉った。
淡路からの帰路、潮の流れが早く、波風が高かったので約2km 西の林崎で一泊した。
このとき、ハマチなどの出世魚、精白した麦にハッタイ粉をまぶしたもの、ヤマモモ、白酒をお供え(特殊神饌という)した。
次の朝、波風がおさまり今の地にお着きになられた。

境内には光源氏が月見をしたとされる松があります。

岩屋神社は源氏物語にでてくる明石の南端に位置するそうです。
岩屋神社の近くには、戒光院、無量光寺、蔦の細道などの源氏物語にゆかりのお寺、史跡があります。

本殿の裏に恵比寿神が祀られていました。
恵比寿神は、耳が聞こえにくい、といういわれがあるので、本殿に近い裏側からお参りしたら願いが届きやすいという説明がありました。

他の神社でも、本殿の裏に恵比寿さまが祀られていますが、こういう理由があることを初めて知りました。勉強になりました。