明石・岩屋神社 おしゃたか舟神事

岩屋神社

7月16日、明石の岩屋神社で「おしゃたか舟神事」が執り行われました。
おしゃたか舟神事とは、「成務大皇十三年(143年)、天皇の勅命により神様を淡路島の岩屋から遷し奉った」という故事にちなむお祭りです。
明石最古の神事で、なんと1800年間以上続いているといいます。
さらに、今年は岩屋神社ご鎮座1880年、イワヤの記念すべき年でした。
1800や1880とかいう数字に驚きます。

ご鎮座1880年

拝殿前にはおしゃたか舟神事で使われる9隻の船が並べられています。

おしゃたかの舟

祭りは10時にスタート。
まず岩屋神社での神事です。

神社での神事

神事が終わると浜まで行進です。

浜まで行列

浜に作られたテントで茅の輪くぐりの神事が行われます。

茅の輪くぐり

そのあと、餅まきです。

餅まき

一連の行事が終わって、いよいよおしゃたか舟神事のメインイベント、舟の投げ入れに移ります。
氏子の若い衆が上着を脱いでふんどし姿になります。

一斉に舟を投げいれます。

舟を追って海に飛び込みます。

海に飛び込む!

立ち泳ぎで舟を沖の方へ押していきます。

この日は波が荒いということで港の外へ出ることはできませんでした。
通常はおしゃたか舟と若い衆は漁船にピックアップしてもらい、松江海岸まで行き、そこでも神事が行われるそうです。

派手な屋台やだんじりが出ない、素朴なおしゃたか舟神事。
時代が変化する中で、伝統を守る、祭りを続けていく、というのは大変だと思いますが、おしゃたか神事2000年を目指してがんばって欲しいと思います。