清盛塚・琵琶塚

清盛像を中心に石像十三重塔、琵琶塚が並んでいます。

石像十三重塔が清盛塚です。

台石に弘安9年(1286)の銘があり、北条貞時の建立と伝えられています。
平清盛の墳墓と考えられてきましたが、大正12年の道路拡張工事の際の調査で否定され、清盛死去(治承5年/1181)100年後の追善供養だと考えられています。

平清盛像は神戸市出身の彫刻家・柳原義達氏の作です。

清盛塚

琵琶塚の碑は明治36年(1903)に建立されました。もとは前方後円墳で、琵琶に形が似ていたので琵琶塚と呼ばれ、琵琶の名手・平経正の墓もしくは経正が愛用した琵琶「青山」を埋めた塚といわれていたそうです。

琵琶塚の碑も大正の工事の際、清盛塚と同時に現在地に移されたそうです。

平経正は清盛の弟・経盛の長男で敦盛の兄。敦盛と同じように、経正も一ノ谷の戦いで討ち死にしました。経正碑と言わずに琵琶塚としたのが優しいと感じました。