金沢の尾山神社におまいりしました。
尾山神社は加賀藩初代藩主・前田利家公と正室・お松の方をおまつりしている神社です。
鳥居をくぐってすぐに現れる神門。
高さは25mあり、ギヤマンの窓が印象的です。
尾山神社が創建されたのは明治6年。神門は明治8年、オランダ人ホルトマンの指導によって建てられました。
江戸時代にこんな建物が作られていたのかと思っていたら違いました。
本殿も立派な建物で、中国の様式が取り入れられているそうです。
拝殿内部には天皇陛下からくだされた幣帛を示す札が並んでいました。
境内には前田利家公の金鯰尾兜、お松の方の石碑、利家公の像があります。
利家公と豊臣秀吉は友人で、秀吉の室・おねの方と松の方も仲が良かったようです。
夫が利家公と秀吉公。二人の女性は夫についてどんな会話をしていたのでしょうか。
利家公の像は槍を持ち、母衣(ほろ)を背負っています。利家公は槍の名手で「槍の又左」と呼ばれていました。
利家公が織田信長の母衣衆だったと本で読みましたが、母衣がこういう形をしているとは思いませんでした。
流れ矢を防ぐ事ができるということですが、目立つので危険だったのではないでしょうか。
でも、槍を掲げた姿がいかにも元気そうです。
尾山神社は利家公とお松の方をおまつりしていますが、摂社金谷神社では二代以降の藩主、正室の方々がおまつりされています。
庭園の池に色づき始めた木々の赤や黄色が映えてきれいでした。