東京都慰霊堂

両国駅の近くを歩いていたら特徴のある建物が見えてきました。
横綱公園の東京都慰霊堂でした。

「東京都慰霊堂由来」という看板から次のことがわかりました。

  • 大正12年(1923)の関東大震災のあとに、災害が最も大きかった被服廠跡に、遭難死者のご遺骨を納める霊堂として建てられ「震災記念堂」と名付けられた。
  • 昭和19年(1944)以降の東京への爆撃により、関東大震災の数倍の被害を受けた。
  • 戦災遭難者の霊とご遺骨をこの堂に奉安し、昭和26年(1951)に東京慰霊堂と名を改めた。
  • 最も被害が大きかった東京大空襲の日の3月10日に慰霊大法要を行っている。

関東大震災の死者は10万5000人。そのうち、9割の9万2千人の方が火災で亡くなられています。
堂内には火災旋風によって人が巻き上げられる絵や鎌倉、小田原を襲った津波の絵が展示されていました。
大きな自然の力に対して、人の力の無力さを感じます。

戦争による犠牲、地震による犠牲。どちらも悲惨です。
戦争をしないことはもちろんですが、地震に対する備えを準備することは重要ですね。
いつ襲ってくるかわからない地震。
南海トラフ地震や次の関東大震災、さらには富士山の爆発など心配なことがありますが、災害に強い国土を作っていってもらいたいです。