由志園

由志園は島根県中海に浮かぶ大根島にある牡丹園。
「出雲の國の箱庭 牡丹と雲州人参の里」がキャッチフレーズで、10万輪の牡丹が咲き乱れる庭園です。

訪問した日は池泉に赤と白の牡丹で「令和」の文字が描かれ、100品種牡丹大品評会が開催されていました。

100品種牡丹大品評会は牡丹の最新品種から海外品種、古典品種まで一堂に展示し、江戸の風情で楽しむ品評会ということでし

牡丹は赤いものだと思っていましたが、色々な品種、色のボタンが咲いています。

由志園は牡丹だけではなく、池泉回遊式庭園で見どころがたくさんあります。

大根島は牡丹と人参の栽培が盛んです。牡丹は全国1位、人参は長野県、福島県についで3位の出荷量を誇ります。牡丹栽培は約300年前、全隆寺の住職が境内に植えたのがはじまりで、今では500種類のボタンが栽培されているそうです。由志園の前にも花屋さんが並んでいて、きれいな花が売られています。人参は天保年間(1830~1844)に松江藩の事業として始められたそうです。

大根島の名前の由来は出雲風土記に載っています。それによると『1匹のタコがいて、ワシがそのタコを捕まえ島に舞い降りた。それで島の名は「タコ島」となった』ということです。
そこから 蜛蝫島(たこしま)→栲島(たくしま)→太根島(たくしま)→大根島(たいこしま)→大根島(だいこんしま)と変わっていったということです。
大根の元はタコだったとは・・・

本当にきれいなぼたん園でした。令和の牡丹文字を見られてラッキーでした。