明石市立文化博物館

明石市の文化博物館を訪問しました。
明石駅の北側、坂を登ったところにあります。坂は結構きつい坂です。

館内に入るとケンサキミヨシという船と布団太鼓(祭りの屋台)が出迎えてくれます。

布団太鼓は西二見地区で実際に使われていたものだそうです。
隣の船がケンサキミヨシと呼ばれる船で、明石海峡の早い流れを、船の水押(みよし:船の先端)の剣先(けんさき)で切っていく船です。
50年ぐらい前まで使われていたそうです。

アカシゾウの展示もありました。
アカシゾウという名前は、1936年に明石市西八木海岸でゾウの化石が見つけられたときに、名付けられました。

アカシゾウは200万年前から120万年前に、日本に住んでいたゾウの一種です。ゾウとしては小柄で肩の高さは2mぐらいだったそうです。体は小さかったけれど、大きな牙を持っていました。

続いて明石原人です。パネルには「明石原人は現代人か」という問いが書かれています。

このパネルによると明石原人は8万年〜6万年前または1万年前以降のどちらかということです。
新たな人骨が発見できれば、こういう疑問も溶けるのでしょうね。

源氏物語の襖絵です。
明石は源氏物語に出てくる明石の君にまつわる史跡が残っています。

訪問した日はミッフィー展が開催されていました。
開館30周年記念の「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」です。
ディック・ブルーナさんがミッフィーにたどり着くまでに描かれたたくさんのデザイン、ミッフィーの色々なバージョンが展示されて楽しい展示会となっていました。