赤坂・山王日枝神社

赤坂にある日枝神社にお参りしました。

ご祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)。
鎌倉時代初期に秩父氏が山王社を勧請したことがその最初ということでした。
約800年の歴史がある古い神社です。
標高 28 m の小高い山王台に鎮座されています。

登り口が3ヶ所ありました。
一つはエスカレータのある参道。もう一つは男坂の参道。そして、稲荷参道。

エスカレーターがある裏参道
表参道の男坂

エスカレーターの登り口が裏参道で、石段の男坂が表参道ということでした。
男坂の横の坂は女坂で、自動車で登ることができます。

稲荷参道の鳥居

裏参道のエスカレータはけっこう傾斜があります。これを使うと足の弱ったお年寄りでも登れるので、便利だと思います。

エスカレーター

稲荷参道へ続く鳥居の脇に大きな狛犬がいました。この狛犬は神田神社に鎮座されていた南伝馬町天王社に奉納された狛犬で、明治34年(1901)に日枝神社に移転されたそうです。

稲荷参道には朱色の鳥居が並んでいて、非常にきれいでした。

稲荷参道の千本鳥居をすぎると山王稲荷神社、八坂神社、猿田彦神社が現れます。
いずれも朱色の建物がきれいでした。

男坂から登っていくと神門です。
神門の表側には「日枝神社」、裏側には「皇城之鎮」の額が掛けられています。
表側には随神、裏側には神猿像が安置されています。

神門の表側
神門の裏側

猿は御祭神の大山咋神の使いとされていることから、日枝神社では猿を敬っているようです。
社殿の脇には狛犬ではなく猿の蔵が置かれています。

子供を抱いたお母さん猿
お父さん猿

家内安全、子授け、安産を願い子猿を抱いた母猿をなでていくひとが多いそうです。

東京大空襲で焼失した日枝神社の社殿は昭和33年に再建されました。
鮮やかな朱色と屋根の青道色がきれいでした。