宍粟須行名・産霊神社

須行名マップに出ていた産霊神社は伊和神社から東の方へ10分ほどの、坂を登ったところにあります。

鳥居
ここを登っていきます

ご祭神は岩裂神(いわさくのかみ)です。
岩を裂くという力強そうな神様です。
古事記では「イザナミノミコトがカグツチ(火の神)を生み、それがもとで亡くなったときに、夫のイザナギが怒りカグツチの首を切り落としたときに刃先についた血から生まれた神様」と紹介されています。

産霊とは、霊力の強い岩裂神によって万物を生み成す霊徳を意味しています。
宮山の秋葉さんと呼ばれ、大難・災難を除け、五穀豊穣・産業隆盛、無病息災、心願成就にご加護があるそうです。

産霊神社

創立は不詳だが、明徳年間(1390〜1394)に赤松氏が宮山に岡城を築く以前にはあったという長い歴史を持つ神社です。

手水舎の跡でしょうか
由緒を記す石碑

大正時代に伝染病が流行ったときには、神託に従い伊和大清水にあった火魂神社を合祀したところ伝染病が治まったといいます。
産霊神社は小さいですが、たいへんな霊験のある神様でした。