加古川・浜宮天神社

山陽電鉄 浜の宮駅から南側に数千本のクロマツが群生した公園があります。
公園の敷地面積は甲子園球場12個分とのこと。すごい松林です。
浜宮天神社はその公園のなかにご鎮座されています。

御祭神は菅原道真(スガワラノミチザネ)、大国主命(オオクニヌシノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)です。

神社の由緒は浜宮天神社のホームページによると以下のように書かれています。

延喜元年(901)菅公筑紫左遷の砌当地に御休息され海上の平穏と萬民の幸福を祈願され記念に松樹を植えられました。後世の人、公の徳を追慕し長和元年(1012)小祠を建てお祀りしたのが起源で、文安元年(1444)八月三十日社殿を建立し特に学問の神としてお祀りしています。

浜宮天神社のホームページより

菅原道真公はここで休憩を取られ、松を植えられたようです。

公園内の松林のなかに参道が走り、鳥居があります。
公園は「浜の宮名勝林」と呼ばれ、「播磨の国風土記」には「賀古の松原」と書かれています。

鳥居
松ぼっくりの像

神門をくぐって中に入ると朱色のきれいな拝殿があらわれます。

神門
拝殿

拝殿の横に菅公お手植えの加古の浜松が植わっています。この松は二代目で樹齢550年です。

初代加古の浜松の跡地が拝殿の左側にあります。


石灯籠に階段がついていました。灯籠に火を灯すには登らないといけないので、登るためにはしごか何か必要ですが、こういうふうに階段がついている灯籠は初めて見ました。

拝殿などの建物もきれいで、加古の松もすばらしいですが、なんといっても松林が最も印象に残りました。