源平合戦のあった山・三草山に登りました。
三草山は播磨小富士とも呼ばれ、標高 424 m の山。播磨と丹波の国境にあり、京都と播磨を結ぶ丹波道(国道372号線)が通っています。地理的重要性からしばしば合戦の舞台となりました。
いちばん有名なのは源義経と平家が戦った三草山合戦だと思います。
三草山合戦
寿永3年(1184)2月4日、福原(神戸市)に陣取る平家を攻撃するために源範頼、源義経はそれぞれ京都から進発。義経軍は2日の行程を1日で移動し、その日のうちに三草山近くの小野原に着陣。平資盛ら平家側は三草山西に布陣。明朝の合戦を予想していた。そこへ、義経は夜襲する。不意をつかれた平家は敗走、讃岐国屋島へ逃れた。
室町時代、山頂には三草山城が築かれた。山頂から紀伊半島まで見えるということなので登ってみることにしました。
登山道は5つあります。所要時間が一番短い「畑コース」を選びました
阪神タイガースの近本選手の新聞記事がありました。
近本選手は兵庫県立社高校の出身。
高校時代、約 10 km 離れた三草山までランニングし、登っていたそうです。
今の俊足はこのときのトレーニングの賜物かもしれません。
登山道は整備されていて登りやすかったのですが、標高 424 m あります。姫路からここまでサイクリングしてきたので、かなり疲れました。
40分ほどかかって、ようやく頂上にたどり着きました。
頂上には神社、シンボル塔、記念碑、360度方位の案内盤、三草山城の石碑などがあります。そして何より360度パノラマの景色がすばらしい。
頂上の三草山神社には菅原道真公がまつられています。
また、三草山城の石碑「三草山城臺標」には「建武三年、赤松出羽守則定がこの地に山城を築いた」とあります。
三草山は県立自然公園に指定されていて、登山のスタンプを押すことができます。
三草山から360度がぐるっと見渡せます。
残念ながら、この日は紀伊半島までは見えませんでしたが、頂上に登って360度の景色を観ると気持ちが晴れ晴れしました。