佐保神社

加東市 社の佐保神社を訪問しました。

社伝によると、次のようなことがわかります。

  • もともとは坂合神社と呼ばれていた。
  • この神は加古郡(加西)の鎌倉峰に降臨され、ここで祀られていた。
  • 針間鴨国造の子孫阿部三郎太夫に神託があって現在地に遷座された。
  • 垂仁天皇の23年に創立された。元正天皇の養老6年(722)に遷座された。
  • ご祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)
  • 北条政子が社殿、瑞垣を造営、鳥居を建立させた。

垂仁天皇は第11代天皇で在位99年!紀元前29年〜70年まで天皇であられました。
垂仁天皇23年に創立されたということは2000年を超える歴史があります。すごすぎる。

加古郡(加西)の鎌倉峰は鎌倉山のことだと思います。鎌倉山には大きな磐座があり、古くから神体山として崇敬されたそうです。修験道があり、その開祖は役行者とされているそうです。
一度、登ってみたいと思います。

楼門造りの神門はちょっと見慣れない特殊な形をしているように思います。

説明看板によると、上層・下層の2層構造になっているが各層の柱配置が一致しない特殊な構造をしている、ということです。

神門には随身と狛犬がいました。

境内は広々しています。

拝殿
本殿

本殿は延享4年(1747)に再建されたものです。三間社流造正面千鳥破風・ 銅板葺で、幣殿・拝殿・瑞神門とともに華麗な彫刻で飾られているそうです。

神門の手前、境内の奥の木からギャアギャアと鳴き声がします。
なにかと思ったら、大きな鳥がたくさんいます。木の上には巣があり、親鳥がひなに餌を食べさせているようです。鳥はサギで、フン害で困っているそうです。
鳥がいるのもいいなあ、と思っていたのですが、過ぎたるは困りますね。