京都の東寺を訪問しました。
京都駅から五重塔が見えるので、いつかは行きたいと思っていたのですが、ようやく行くことができました。
京都駅からは歩いて20分程度ですが、今回はバスに乗ってみました。
乗り場はC4の16、19、42、78番です。どうも本数が少ないのか、バスが来るまで時間がかかりました。
ようやく来た78番のバスに乗り、東寺南門前で降ります。
そこから歩道橋で大通りを渡ります。
歩道橋の上からは五重塔がかっこよく見えました。
南門は大きく、迫力があります。この門だけでもすごいお寺だと思いました。
そして、門前に鳥が一羽いました。人馴れしているのか、横を通っても全く動きません。ふてぶてしい感じが溢れていました。
金堂、講堂ともにすごい大きな建物で迫力があります。この立派さには国家の威信がかかっているのだと感じました。
五重塔は高さ55mで、木造建設では高さ日本一だそうです。
池に写った五重塔もきれいでした。
紅葉が始まりかけており、10月末からのライトアップの準備がされていました。
東寺のパンフレットから、その東寺の歴史が少しわかりました。
- 東寺は延暦15年(796)に国家鎮護の官立寺院として創建された。
- 弘仁14年(823)に弘法大師空海に下賜された。
官立寺院から真言密教の根本道場へ転換した。 - このとき、金堂はすでに建てられていて、講堂や五重塔などが順次建てられ、9世紀中に伽藍が完成した。
- 文明18年(1486)、土一揆によって中心部分は焼失したが、同位置に同規模で再建された。
- 東寺と同時期に西寺も創建された。しかし、西寺は宗派や末寺を持たなかったために衰微していき、鎌倉時代に滅亡した。
西寺のことを見ると、しっかりした団体、組織を持つことが大事なことがわかります。
東寺には空海というスーパースターがいたことが本当にプラスになったのではないでしょうか。
講堂、金堂などの建築物もすごいですが、その中に収められている国宝、重要文化財がもすごい!
こんなにたくさんの国宝、文化財が集まっているのを見たのは初めてです。
資料によると国宝が81点、重要文化財が24,125点です。ものすごい数字です。
いつまでも守っていって欲しいです。