備前市日生から鹿久居島を経て頭島までサイクリングをしました。
片道約6km。海を超えていきます。
JR赤穂線の日生駅前に与謝野晶子の歌碑があります。
妻恋ひの鹿海こゆる話聞き
それかと見れば起きの鶴島
昭和8年、与謝野鉄幹・晶子夫妻が正宗敦夫氏らと日生の海に船を出して遊んだときに詠んだ歌だそうです。
日生の沖にある鹿久居島へ橋を渡ります。
橋の名は「備前♡日生大橋」。♡が入っていますが、これが正式名です。
♡はどう読んでもいいとか。「びぜんハートひなせおおはし」かと…
この名前を考えて応募した人はすごい発想ですが、これを選んだのもすごすぎる。
多くの反対があったのではないかと思われます。
橋の下、日生と鹿久居島の間の海は「うちわだの瀬戸」といいます。
たくさんの牡蠣養殖イカダが浮かんでいます。
備前♡日生大橋を渡った後の最初の上り坂が結構きつい。
疲れを感じながら走っていくと頭島へ渡る頭島大橋に到着。
頭島大橋の渡り口にレリーフがありました。
鹿久居島は鹿、頭島はみかんです。
「鹿久居」という名は鹿が多いことから名付けられたようです。
鹿久居島は岡山県最大の島で野生の鹿、キジなどが多数生息する野生動物の宝庫だそうです。
頭島大橋から見る海もきれいです。
頭島に渡った後、頭島で一番高い「たぬき山展望台」へ行きました。
展望台からは周りの島が見えます。
展望の看板がよくできているので、島の名がわかります。
日生南小の子どもたちが書いた絵があります。
海の方を向いて描かれています。お父さんが漁から帰ってくると、この絵が目に入ったと思います。
頭島にあった日生南小学校は備前♡日生大橋が開通した2015年度で廃校になりました。
頭島から日生に戻る道は往路ほどたいへんではなく意外と楽に走れました。
鹿久居島から見る日生の景色もよかった。
また走ってみたい道でした。